【労働搾取】『つぶれないお店』は、他者を苦しめて成り立つビジネスモデルだった。

【労働搾取】
『つぶれないお店』は、他者を苦しめて成り立つビジネスモデルだった。

 

 
普段はあまりTVを見ないのですが、たまたまついていたTV番組をみていたところ
“つぶれないお店”と言う番組が放送されていた。

❝あのお店は何でつぶれないの?”と言うのを解明する番組

 

今回は3COINSの商品開発の様子が…
 
 
内容は大枠こんな感じ
 
企画会議の後、メーカーに発注
→1~3次サンプルを確かめて商品化
→1次サンプルが完成し、メーカーとの打ち合わせに臨む社員のやりとりが紹介されていた。
 

1次サンプルを見せ、
受注側の男性は「コストを考えると…」と商品を説明した。
ただ、社員はイメージ図とサンプルの違いに違和感を訴え、メーカー側は「一度出直します」と…

 

3週間後に2度目のサンプルチェックが行われ、素材、生地感が大幅に改善された。

コスト面の工夫について、男性は「正直、この商品に関してはほとんど利益はないです」ときっぱり。

番組スタッフが「そんなんあるんですね?」と聞くと、
「3COINSさんとはたくさんモノを作らせてもらっているんで」「臨機応変にやってます」と回答

3COINS側の女性社員は、明らかに受注側の男性より年齢も若いにもかかわらず、高圧的で、威圧的な態度で、商談に挑んでいた。
(女性だから、若いからダメと言ことではなく、取引先とのフェアな関係と言う観点で…)

 

 

そんなVTRを見ていたスタジオメンバーからは、笑い声と共に3COINS側を称賛するコメントが…

 

番組を見た率直な感想は、『3COINSも番組制作も出演者もサイコパスか?』と!!

正直、このご時世に放送して良い内容なのか?
企業イメージも番組のイメージもマイナスにしかならないのでは… と思いました。

 

 ご覧になられていた方は、どういう印象でしたか?

 

 

 しかし冷静になって考えてみるとこれは非日常的な光景ではなく、私も社会人歴20年で幾度となく、見てきた光景であり、これこそ正さないといけない日本社会の慣習であれり、経済が成長しない原因の一つだと考えれれる。

 

 

 ぶっちゃけサステナブルな素材 どうのこうのと言うよりこちらの方が重要だと思っています。

 

 数%の利益で成り立つ取引など存在するのか?

 

結論から言うと無数に存在するし、単発で見れば赤字の取引も頻繁に…

 

先日、中国のファストファッションSHIENが、1着縫うのに約6円の賃金しか支払っていないと言う話題上がって時に書いたBlogにも

労働搾取?『SHEINの製品を作る労働者は、1日18時間働き、報酬は1着わずか6円』という問題について思う事!

 

日本企業の取引でももっとひどい場合があると書かせて貰いました。

 

 

そら!そうだろう。

今回のように小売店が、受注業者に利益のない取引を行えば、そのしわ寄せは、必ず、より立場の弱い生産現場に落ちてくる。

 

 

 結果、薄利が多売を呼び、無駄に大量に作られ、大量に捨てられていく原因に繋がる。

 

私が、アパレルOEM事業をしていたのは、20代のころ
その頃にはコンプライアンスと言う概念すらなかった。

土日出勤当たり前、残業+残業未払いも当たり前
誰に何を訴えようが、みんなやってるから我慢しろの一言で済まされた。

 

誰一人 疑問にも思わず、改善する事もなく、唯一、やれることは、辞める事。

 

しかしそれすらもなんの抵抗にもならず『忍耐力のないやつ』で済まされる。

 

働く時間に対し、得られる利益が数%もしくは赤字

 

 それでも受け続けなければならない社会構造を誰一人変える事ができないだけではなく、公言する事もできない弱い立場にある。

 

 

 そう言う意味では、今回の番組が、美談や笑いで終わらせず、その闇の部分を知って貰うきっかけになればよい。

 

 

もちろん3COINSと言う企業だけが叩かれるべき問題ではなく、社会の大部分に蔓延する同じような
取引を是正するべきだと思う。

 

 

本当にフェアトレードが必要なのは…

 

 フェアトレードと言うと発展途上国で生産されるものに対して、行われものと言う認識が高いと思いますが、私は以前からそれらを正すには、まず日本の企業間取引を見直すべきだと訴えてきました。

本当にフェアトレードが必要なのは…

 

今回の事例でもお分かりいただけたとおり、そもそも日本の企業間の取引で十分な利益を得られていない場合が多いので、そのしわ寄せは、生産国に向かいます。

 この令和の時代においても、高圧的な態度で、脅迫されているのではないかと思ってしまう言動が商談内に飛び交います。

 

 強要や強制はされていなくとも、場の雰囲気で断れない状況を演出されます。

 

 

それが、日本社会の実態ではないでしょか?

 

 もしかするとそれらを作り出しているのは、小売店さんではなく、その先にある消費者が、そう言う社会を生み出している。

 

 

 つまり自分たち自らが生み出しているのかもしれません。

 

 

 私たち人間は、
働く側と消費する側の両面を持って両面の気持ちをわかっているにも関わらず、

働くときは、楽して稼ぎたい
消費するときは、良いものを、安く、たくさん、早く欲しい

 

その両方の願いのギャップが広がれば、広がるほど、社会問題も大きくなる気がします。

 

 

モノづくりの現場の実態

 

 今回、番組でも取り上げられていたように商品開発と言っても手書きの紙1枚渡され、そこからサンプルを作るなんてことはよくある事です。

 

 

 紙があるだけマシかもしれません。

 

言葉でニュアンスを伝えられたり、雑誌の切り抜きを渡されたり、ひどい場合は、『何か提案して』とだけ言われることもあります。

 

 

 誰かの苦手を自分の得意で補うのが、社会であり、ビジネスです。

 

ですが、これらの部分が、無償サービスになっている。

言葉や紙1枚で渡されたものが、直接、工場に行き、ボタン一つで商品ができ上がるわけではありません。

 

まずは、仕様書やパターンを作成し、素材の選定や手配、素材の検査や商品の検査など量産に進むまでに多くの時間とコストがかかります。

 

 

 これらは、サービスで行えるものではありません。

しかしまともに請求できているのは、稀ではないでしょうか?

 

 働けど働けど、収入が増えないのは、薄利だけではなく、無償サービスが横行している事にも一つの原因があるように思います。

 

 

 厳しい言葉になりますが、商品開発と言う言葉に似合わない素人まがいのやり方で、利益だけではなく、業務負荷も掛ける構造を変えない限り、収入だけではなく、豊かな暮らしを実現する事は難しいです。

 

 

      何も考えない人こそ考える事に対する価値や対価に対しても疎い。

 

サステナブルな社会実現には、いつも同じことの繰り返しになりますが、
『関係性の見直し』が重要だと思っています。

 人と人
 人と自然
 企業と企業 など

 

 自分や自分の所属するコミュニテーとそれを取り巻くすべての関係性の見直し

 

 これまでの慣習や当たり前を疑い、関係性を見直す事が経済や社会のみならず、地球環境への影響も大きいと考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

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