日本が世界に誇る衣料品の(過剰)品質

日本が世界に誇る衣料品の(過剰)品質

 

日本ブランドの商品は衣料品に関わらず、最高峰の高い水準のモノばかりです。
おそらくサービスも世界一と言えるでしょう。

 

日本における品質基準の定義


①サイズを含む外観検査

②製品検査
③染色堅牢試験

 

①外部の第三者による検品を行うのが一般的

 1枚1枚 
 ・サイズが指示通りか?
 ・穴あきや汚れがないか?
 ・縫製に不良がないか?
 ・細かく分けると10項目以上のポイントをチェックし、1つでもNGの場合、
 ・不良or修正に回ります。

 

②こちらも外部の品質検査機関にて 品番ごとに1枚
 ・品質表示が適正か?
 ・外観・縫製に問題がないか?
 ・洗濯後の商品に異常がないか?

 

③こちらも外部の品質検査機関にて 各色1枚ずつ
・耐光
・洗濯
・水
・汗
・汗耐光
・摩擦

 

耐光とは日光や照明の光により色落ちする事
洗濯とは洗濯する事で色落ちや他の衣料品に色移りする事
とは濡れた状態で長時間放置した時の変退色や汚染
とは汗で長時間濡れた状態で長時間放置した時の変退色や汚染
汗耐光とは汗と光との複合的な問題で生じる色落ちの事
摩擦とは擦れ合う事で生じる色落ちの事

 

それぞれに1~5級までの判定があり、企業ごとにクリアー基準が異なる。
*日本企業の定める基準は欧米と比べ、全般的に高い水準

②③の検査を合格しないと生産に進む事ができない。

 

それに加え、
・量産進行前には色ブレや規格通りの生地が上っているか?をチェック
・アゾ染料など規制に引っ掛かる薬品を使用していないか?をチェック
・全量検品後、100%検針などの安全面も非常に厳しく管理されています。
  *検針・・・折れ針などが商品に混入していないか?

 

もうそれはそれは事細かく、まるで精密機械を作っているかの如く、検査します。

 

なので、
店頭に並んでいる商品や皆様が着用している商品はその様な厳しい検査を突破し、選りすぐられた高品質な商品なんです。

これは値段の安さに関わらず、行われている検査です。
何なら価格安い方が検査基準厳しいかも…

*日本では販売価格に関わらず、高品質が求められる。
 安宿泊まってるのに、5つ星のサービス求めてる感じです。本当に消費者が求めてるのか?わかりませんが…

 

本当に素晴らしい日本が世界に誇る品質だと思います。
工場でモノづくりに携わる方々や生産管理担当者は本当に苦労されて時間を掛けて、工場から店頭に送り出しています。

 

皆様に安心してお買い上げ頂き、安全に着用頂くには必要不可欠な大切な役割です。

 

でもやり過ぎ…

 

はっきり言ってやり過ぎです。

 

例えば
セーターやTシャツの生地の最大の特徴は伸縮性です。
しかし日本の多くの検査基準では±1cm
布帛ならまだしも…

 

着丈が70cmと言う規格であれば、69cm-71cm以外のサイズはアウトと言う事です。

 

そもそもS/M/L/XL と4サイズ展開の場合、
仮に着丈がS/66cm M/69cm L/72cm XL/77cmだったとして、すべて±1cmと言う
基準そのものに矛盾があります。
*本来だったら±%じゃないとおかしいし、素材毎に特性が違うので基準が異なるべきです。

 

それはさておき
これだけ苦労しても約10億着新品衣料が廃棄されている現状
過剰品質に本当に意味があるのか?と思います。

 

またこの過剰品質を実現する為、どれだけ多くのB品が生み出されているのか?

 

実態としてこれらのB品と言われる商品が日本に輸出される事はありません。
廃棄されるか?転売されるか?

 

繊維産業は2番目に環境汚染に影響を与える産業と言われています。

たった1、2cmのサイズ違いより、1、2℃の気温上昇に意識を向けるべき

 

そしてこの品質検査には大きな欠陥があると思います。

あまり良い例えではないですが、外面だけ気にして、内面を見ていない。

 

 

確かに高品質かもしれませんが、
・労働環境が劣悪だったり
・不当な労働をさせていたり
・賃金が未払いだったり
・染色汚水をそのまま棄てていたり

 

これらの内容を監査して発注をしている日本企業も増えてきていますが、
実態は高品質・低単価を優先させている企業がまだまだ多いのが実態です。

 

そして染色、裁断、縫製にはとても拘るのに素材についての拘りは低い

高品質を目指すのであれば、人体にも環境にも影響のある安い素材の使用を望むのではなく、人にも地球にも優しい素材を求める事が本当の高品質だと思います。

 

1cm2cmの差異に拘るより、素材にこだわる方が消費者ニーズに適合していると思います。

容姿端麗だけど性格に問題ありと言うのが日本の品質価値感

 

本当に良い品質と言うのは、
地球環境にも
労働環境にも
そして着用する人にも配慮したものの事を言うのではないでしょうか?

 

 

 容姿端麗なのに性格は尚良しが良いですね

 

 

 

 

 

 

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