日常の小さな取り組みで実現可能な防災とは?

日常の小さな取り組みで実現できる防災とは?

 

2015年9月に発生した鬼怒川決壊による水害

  私の記憶にある最も身近で起こった自然災害です。

 

 私はこの頃、まだバングラデシュにいました。

日本の報道に比べ、直接的に訴えかける報道が多い海外メディア

 

この水害は「日本の気候危機の始まり」だと報道されていました。

 

案の定、その後、毎年のように日本各地で起こる水害

 

残念ながら、私たちが拠点を置く千葉県でも昨年、おおきな被害を受けました。

そして未だに復興したとは言えない状態。
経済的な影響は今も尚、尾を引いています。

 

 もはや気候変動と言う言葉では収まらない、気候危機

 

私たちは発生した時に命を守る行動しかできないのでしょうか?

 

もちろん発生したことを想定した備えは必要不可欠です。

 

しかし本当の意味での防災未然に自然災害の発生を軽減する努力をする事ではないでしょうか?

 

今回は繊維関連ではなく、生活ゴミについて考えてみたいと思います。

 

レジ袋有料化の意味合い

 

2020年7月1日よりコンビニやスーパーなどで買い物をした際のレジ袋は有料化になりました。

 

プラスチックは、非常に便利な素材です。成形しやすく、軽くて丈夫で密閉性も高いため、製品の軽量化や食品ロスの削減など、あらゆる分野で私たちの生活に貢献しています。一方で、廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあります。私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があります。

このような状況を踏まえ、令和2年7月1日より、全国でプラスチック製買物袋の有料化を行うこととなりました。これは、普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。
引用元:経済産業省HP

 

 

レジ袋有料化をきっかけに、プラスチックごみ問題について考えていただき、日々の買い物でマイバッグを持参して、“レジ袋はいりません”、“レジ袋は結構です”と辞退することが当たり前になる、そういった一人一人のライフスタイルの変革を目指す環境省のキャンペーンです。
引用元:レジ袋チャレンジ

 

 

レジ袋有料化の目的は

“私たちのライフスタイルを見直すきっかけ”とすることを目的としています。

 

単にレジ袋の使用を削減するだけではなく、
生活の中に無駄がないのか?
削減できるゴミはないのか?
そもそも何が環境負荷になるのか?

 

それらを考え、ライフスタイルそのものを見直すきっかけがその目的です。

レジ袋自体は無料であれ、有料であれ、棄てると言う行為そのものに問題があります。

 

 このレジ袋チャレンジと言うサイトには

・一人当たりのプラスチック容器包装の廃棄量は、
 主要な地域・国の中で日本がアメリカに次いで2番目に多い
・60カ国以上でレジ袋の禁止を含めた規制がされている
・2050年には、世界のプラスチックの製造・廃棄にかかる
 CO2排出量は、気温上昇を2℃以下に抑えるための
 CO2排出量の上限のうち15%を占める
・2017年末に中国がプラスチックごみの輸入を禁止したため、
 日本国内で処理しなければならないプラスチックごみの量が
 増大し、 一部で排出と処理がひっ迫し、廃棄物処理にかかる
 社会的コストが増大しています。
・陸域で排出されたプラスチックごみが河川などを通じて、
   また、海域に直接排出されることによって、世界全体で毎年800万トン     のプラスチックごみが海に溜まり続けてます。このまま続くと、
   2050年に は海洋中のプラスチックごみの重さが、魚の重さを
  上回ると試算
・大阪湾に沈むレジ袋が300万枚に上ると推計
引用元:レジ袋チャレンジ

 

取り組む上では、これらの数値も理解しておく必要がありますね!

 

イギリスでは
レジ有料化により、自分たちの行動が環境に及ぼすインパクトについて考えるきっかけにもなっている。
イギリス全体としては、レジ袋の使用は85%削減されただけじゃなく、海辺の町でビーチの投棄ゴミの量が著しく減ったと報告されていることだ。プラスチックが海に行き着くことが周知され、人々はビーチでごみの扱いに以前より気を配るようになった。
引用元:Newsweek日本版

 

きっかけがうまく作用している良い事例ですね!

 

海洋汚染に繋がるレジ袋
「私は海には棄てていない」と言う方もいらっしゃるかと思いますが、海洋ゴミの80%は陸から来ています。つまり私たちの生活から排出されたモノです。

 

ちゃんと棄てたつもりのゴミでも袋を閉じずに放置すれば、たちまちカラスによってゴミを散乱させられます。

 

袋を閉じていてもこのような状態になります。
これらのゴミが風や鳥などにより遠くに運ばれ、いずれ川や海に運ばれ、海洋汚染の原因になります。

 

「散らかしたのは私たちではなく、カラスだ」と主張される方もいらっしゃるかもしれませんが、ゴミの出し方を少し配慮するだけで、カラスからの被害も削減でき、海洋への流出も削減できるのであれば、最も身近にできる環境貢献だと思いませんか?

 

ちなみにカラスは臭覚より視覚でゴミを発見するそうです。
ゴミ袋が閉じられず、中身が見えている状態だとよりカラスには餌だと認識しやすいかもしれません。

 

増えるゴミを拾う人 増えるゴミを棄てる人

 

私の知り合いにもゴミ拾いの活動をされていたり、定期的に浜辺でゴミ拾いのイベントを開催されたりとゴミ拾いをされている方の人口は増えているように思います。

 

本来、活動が増えれば、ゴミは減るべきですが、
残念ながら
ゴミを棄てる人とゴミの数はその拾う人の数を遥かに上回っています。

ゴミを棄てる人の心理真相を知れば、問題解決に繋がるかも知れませんが、
・私1人ぐらい
・みんな棄ててるし

この2つの意見に集約され、2極化されるだけだと思います。

 

先日、娘とたまたま立ち寄ったコンビニの駐車場

驚くほどにゴミが散乱していました。
カップラーメンの食べ残し、ジュースの飲み残しなど…

 

できる限り拾いましたが、拾う事によって一時的な表面解決はできましたが、

果たして根本解決はできたのでしょうか?

 

ゴミそのものよりもゴミを棄てる人の数を減らさない限り、いつまで経っても問題解決にはなりません。

*もちろんゴミ拾い自体は無駄ではありませんし、素晴らしい活動です。

ゴミ拾いなどの活動のされている方を見て、これも物事の本質を理解するきっかけにしてほしいです。

 

「ポイ捨てが気候危機に繋がる直接的な因果関係を説明しろ!」と言われたり、環境問題そのものに懐疑的な意見も多いですが…

その前にポイ捨てしたり、ゴミを放置したりする事が倫理的にも、道徳的にも正しい行いなのか?問いかけて頂きたいです。

街中で棄てられるゴミが川や海に排出される事は明らかです。

ポイ捨てをグッと堪えてゴミ箱へ

 それだけであの恐ろしい水害を回避できるかもしれません。

 

誰一人として「地球を破壊してやろう」と思って、ポイ捨てをしてはいないと思いますが、結果的にその蓄積が大量のゴミを生み出しています。

 

タバコのポイ捨てをしたら、
運悪く引火して大きな火事になってしまった様な状態です。

 

ほんの軽い気持ちで「私1人くらい」と言う思いが、これだけのゴミを生み出します。

逆に言えば、「私がすてなければ」と思う方が増えれば、ゴミは大幅に削減できるはずです。

そんな些細な事で世界が変わる訳ないと思うかもしれませんが、そんな些細な事を多くの人がしてきたから、海洋ゴミが増えているのです。

 

 ゴミを増やし、海を汚し、環境汚染に加担し、自然災害を起こしているのは、
他ならぬ私たち人間です。

 

 そして改善できるのも、他ならぬ私たち人間です。

 

 小さな力を多く集めて、大きな力に変えましょう!!

 

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