【Tシャツヤーン】 ロシアヤーン よくあるご質問 糸のシワに関して
2019/05/05
Tシャツヤーン ロシアヤーン よくあるご質問 糸のシワに関して
ご使用下さるユーザー様やワークショップにご参加下さる皆様より様々なご質問やご相談を頂きます。
その中でも多いのが
「糸の中心に向かえば向かうほど
生地がシワシワになり編みにくくなるのですが、どうしてでしょうか?」
画像は糸玉の中心部分
ご覧いただけではわかる通り、生地がシワシワになっています。
まずこれが起こる現象について解説致します。
糸を玉状に巻き取る際、高速で回転しながら巻き取ります。
中心になればなるほど巻き取る力が加わり、さらに外側の糸の圧力でより、
プレッシャーが掛り、内側に行けばいくほどシワになりやすくなります。
残念ながら
この現象自体は機械で高速回転で巻き取る以上回避出来ない問題です。
次に一般的なロシアヤーンと比較して、iTTo 椿がそれほどシワになっていない事が画像を見て頂ければわかるかと
思います。
これはTシャツヤーンを形成する生地自体に問題があります。
Latteカラ―の一般的なロシアヤーンと
ベージュカラ―のiTTo 椿の1玉あたりの重さを軽量すると
約30gくらいiTTo 椿の方が重いです。
長さは両方とも約100mの規格です。
軽さが魅力のロシアヤーンですが、
軽いと言う事はつまり生地が薄いと言う事に直結します。
Tシャツヤーンで作ったバックで表現するなら
ザクザク編んだバック→生地が薄いTシャツヤーン
綺麗な編目で編んだバック→生地が厚いTシャツヤーン
と言った感じでしょうか?
またこのシワになった生地の蘇生ですが、
iTTo椿の場合は生地厚で生地密度が高い為、生地を引っ張るだけで、
元の状態に蘇生しやすいですが、生地が薄いと言う事は生地の編み密度が
低い為、元の形状にも戻りにくいです。
画像では伝わりずらいと思いますが、生地の表面感が異なります。
一般的なロシアヤーンはざらっとしていますが、椿の方はつるっとしています。
編んでみるとザラザラしている分、
糸の滑りが悪く編み辛さを感じる事があると思いますが、
iTTo椿の方は表面感が滑らかなので、滑りやすい。
この事が編みやすいとご評価いただける理由だと思います。
最終的に出来上がった商品の仕上がりにも差が出てきます。
結果的にいつもお答えしているのは
「中心部分のシワを回避する為にはある程度生地厚のTシャツヤーンをお選び下さい」
と回答させて頂いております。
最終的にバックなどの商品を作成した際も生地厚の糸の方が軽く仕上がる場合もあります。
日本でアップサイクルしているiTTo 和/染はより肉厚生地を使用し、
更に手巻きで巻いているので、中心部分のシワはより回避できます。
WAcKAでは
Tシャツヤーンに限らず、繊維に関する素朴なご質問などに出来るだけ
お答えし、正しい事実をお伝えするようにしております。
ご質問ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
またTシャツヤーン、編み物初心者の方でも気軽に参加できる編み会を
千葉県各所で開催しております。
その際にでもご質問ございましたら、是非ご質問下さい。
5月の開催はこちらより
・軽くて編みやすく綺麗に仕上がる人気のロシアヤーン iTTo 椿
・Tシャツからアップサイクルした世界で1つのアップサイクルヤーン iTTo 和/染
ともに綿 100%のふっくらとした風合いの肌触りの良い素材感です。
ご購入はこちらのオンラインショップより
----------------------------------------------------------------------
WAcKA
〒276-0026
千葉県八千代市下市場1-4-8
電話番号 :
080-4294-1713
----------------------------------------------------------------------