Tシャツヤーン ロシアヤーン=安い は間違い?
2019/10/16
Tシャツヤーン
ロシアヤーン=安い は間違い?
ここ最近急激に低価格化が進んだロシアヤーン
皆さんも不思議に思いませんか?
以前は2000円以上していたのに今では1000円を切って販売されている事も…
原価が下がったの? 為替の問題?
答えはいずれもNOです。
原価は逆に上がっています。そして益々これから上がります。
為替も大きな変動はありません。今後の動向はわかりません。
では一体何が原因で僅か半年余りで商品価格が下落したのか?
まず一つは品質の違いが挙げられます。
私たちWAcKAも研究の為、数多くの糸をロシアやトルコからサンプル品として
取り寄せ品質の確認をし、私たちだけではなく多くの編み手の皆様にも協力
頂き、編み比べをして頂きました。
ロシアヤーンだけでも数種類の糸があります。
有名なモノから知名度の低いものまで10ブランド以上あります。
同じロシアヤーンと言えども全く素材のクオリティーが異なります。
その違いは素材を長年扱ってきた私たちWAcKAにとっては一目瞭然です。
そして編み手の方々も編んでみればその違いはわかります。
もちろん仕上がりも全然違います。
やすいもの=品質が悪いと言う一定の定義はできませんが、ほぼ妥当な判断が
できます。
利き酒ならぬ利き編みをしても編み心地と編み上がりで編み手の皆さんの
評価と価格はほぼ正確に一致します。
今現在、
1,000円前後で販売されている商品も試編み致しました。
私たちや協力頂いた編み手の皆さんの意見は一致しました。
評価はそれぞれの価値判断なので…
あえてここではコメント致しません。 お察し下さい。
そして軽さが売りのロシアヤーン
軽すぎる=安い=品質不安定と言う事も付け加えておきます。
そこで一つ疑問が湧くと思います。
同じブランドなのに価格差がある商品は何?
Brandingによる価値観
同じ商品をより安く買いたいと言う心理は消費者目線として誰も抱きます。
私もそうです。
ではなぜ同じ商品でそこまで価格差があるのか?
一般的には
最初に販売されている方が高く、後発の方が価格が安いのが世の常です。
最初の方はパイオニアとして商品を開拓したり、試したりと先行投資している部分が多く、そしてより多くの方に知って貰う為に商品価値を高め、ブランディングし、宣伝告知に多くの時間とコストを掛ける必要があります。
場合によっては商標を取得したり、公的機関での品質試験、商品を在庫したりと
附帯するコストが商品原価にプラスして掛ります。
もちろん納税義務もあります。
その分、
どうしても販売価格にその付帯コストを織りこまないといけません。
一方、
後発の場合、価格訴求でしかブランディングが成り立たない為、破壊的な価格で
販売するしかありません。
しかし
実は消費者目線から支持されやすいのは悲しいかな後発の方の方なんです。
ブランド告知やマーケッテングが成立している商品がいきなりやすい価格で
訴求されると皆さん当然そちらに飛びつきますよね!
これはTシャツヤーンに限らずどの業界のどの商品にも言える事です。
しかし一つ言える事は
日本より後進国で作られた商品は日本より安い賃金で作られたモノばかりです。
そこに様々な附帯コストや付加価値が加わり、販売コストになります。
もし附帯コストや付加価値を含めない商品原価のみの価格帯の商品を
消費する事は物価価値を大きく下げる事になります。
私たちWAcKAではオリジナル商品を販売している為、この価格競争の渦に
巻きこまれる事はありません。
そう言う立場から言わせて貰うと
1,400-2,000円での販売価格は商品価値、市場価値などを加味すると
妥当で適正な価格で販売されていると思います。
(決して販売会社様のまわし者ではございません)
自分自身が扱う商品は自分自身の価値の反映です。
あまり自分の安売りをしないで下さいね。
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