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Tシャツヤーン 糸質てそんなに大事??

Tシャツヤーン 糸質てそんなに大事??

2019/11/08

Tシャツヤーン 糸質てそんなに大事??

 

良く頂く質問で
「糸質で作品がそんなに大きく差がでますか?」

 

結論
やはり差がでると思います。

もちろん編み技術で補える事も可能ですし、
売り物用ではなく、編み物を楽しむと言う用途であればそこまで拘る必要も
ないかと思います。

 

またバックやポーチなどに向く素材もあれば、ラグやクッションなどに向く素材も
あるので、アイテムにより素材適性が異なる場合もあります。

 

今回はバックやポーチなどに向く素材として

iTTo 椿

を取り上げたいと思います。

基本的にはiTTo 和/染も同じです。

 

椿はいわえるロシアヤーンの一つです。

数多くあるロシアヤーンの中でもその糸の膨らみに特徴があります。

 

また生地巾が均等であると言う事がメリットのロシアヤーンでも
このように太さがまったく違ったり
画像のモノは明らかに糸巾のカット自体が異なったモノですが、
生地が薄い事により、引っ張る強度が異なれば糸の太さが変わると言う現象も
起こります。
iTTo 椿このように糸質は全く異なります。

中心部に向かえば糸質の差ははっきりと認識できると思います。

 

 

一般的なロシアヤーンでは何が起こっているかと言いますと
生地が薄い為、生地編目が空洞化しています。
その為、上下左右に生地が伸びやすく、生地が安定しません。

上下左右に生地が伸びやすいと言う事は作品を編みあげた時の斜行の原因にも
なります。

 

こちらの画像は一般的なロシアヤーンの糸を生地上に伸ばしたモノです。

赤い線でなぞっているのが生地目です。
これだけ曲がっているものを糸状にしている訳ですから、当然かぎ針で編んでも
斜行しやすいです。
何度か?お伝えしていますが、

生地が薄い=コストが安い

それは使う糸量が少なく済み、編みあげる時間が短縮できるからです。

画像のゆがみがまったく発生しない事はありませんし、多少発生しないと
今度は逆にガチガチの生地になってしまいます。

左側の状態の糸は基本的に生地が薄く、完全な糸状になっていないモノです。

それは高速回転で巻き取る巻き機で玉巻きする際、生地が薄く斜行しやすい為、糸が切れてしまう可能性があり、高速回転させず完全に引っ張らない状態で巻き取る為、平らな平打ち麺の様な状態になります。

 

また表面的には右側の様な膨らみのある糸が中心に向かう程、
左側の状態だったり、部分的にそのような状態になったりする糸があります。

これも基本的には生地が薄い事が原因です。

伸ばせが糸状になりますが、生地目のループが緩い=生地のキックバックが
弱いと言う事に比例するので、ふっくらと膨らみのある仕上がりを実現する事は
難しいと思います。

 

一見、
ぱーと見た感じ同じ様に見える素材でも細かく見て行けば、結構差があると思いませんか?

この細かな差が作品にした時に大きな価値となり、影響を与えます。

 

私たちは長年、繊維業界で商品作りに携わってきたプロとして
皆様の作品作りに少しでもお役に立てる素材を提供していきたいと思います。

 

今回ご紹介させて頂いた

iTTo 椿は

こちらの

オンラインショップ

よりお買い上げ頂けます。

 

皆さんのご来店お待ちしております。

 

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