日本に感じる危険信号 青信号に変える方法はないのか?
2020/01/06
日本に感じる危険信号
青信号に変える方法はないのか?
皆さん
こんにちは!
2020年始まって早々、重いテーマのBlogですいません。
個人的にビックリしたツィートが目に入り、衝撃を受けました。
ベトナムに行き始めた2013年の最賃は2,350ドンやったのでほぼ倍
地域4が2,920ドン言う事はその当時の都心部より高い
これは最賃の話であって
日本でフルタイムパートするより高い給与貰う人材なんて都市部だといくらでもいる自分がいた国が発展していくのは嬉しいことですだけど自国が心配 https://t.co/S0mTOv9Wqe
— Makoto Kajihara@Upcycle (@WAcKA0113) January 2, 2020
Twitterでもリツイートさせて貰ったのですが、
2020年1月1日からベトナムの最低賃金がUPしたと言う話題。
たまたまベトナムの賃金UPの話題を目にしましたが、おそらく東南アジアは全般的にUPしていると思います。
私が、ベトナムに行き始めたのは2013年ごろです。
それから2016年頃までいました。
2013年頃の最低賃金は2,350ドン(約11,750円)
2020年からは4,420ドン(約22,100円)
*ちなみにベトナムは最低賃金が4つのエリアごとに分かれており、エリア毎に最低賃金が異なります。
ホーチミンやハノイなど都市部は第1エリア・中部やカンボジアやラオスの国境側の郊外は第4エリア
たった7年間でほぼ倍に上がっている事
それに以上にその当時の第1エリアの最低賃金が、現在の第4エリアの最低賃金が上回っていると言う事に驚きました。
UPしたと言え、
「たった2万円程でしょ」と思うかも知れませんが、これはあくまで最低賃金のお話
工場で働く工員さんなどに支払われる賃金です。
ここに残業手当や様々な手当てや熟練になれば賃金が加算されて、実質の賃金はもう少し上がります。
更にホーチミンやハノイで働くオフィスワーカーの方々の給与はもっと高いです。
私が現地にいた頃に日本企業で働く様な人材は
USD500-600程度(約55,000-66,000円)
優秀だとUSD1,000(約110,000円)
更に優秀だとUSD2,000(約220,000円)
そんな彼らは今や最低でもUSD1,000
優秀だとUSD3,000以上の賃金を得ています。
日本ではどうでしょう?
もちろん実質賃金は上がっていません。
比較対象が違いますが、
例えば
時給1,000円×8時間×20日=160,000円
フルタイムでパートで働き、源泉など差し引かれると130,000円程度ではないでしょうか?
私は元々、バングラデッシュやベトナムなど後進国での労働問題などに課題を持ち、この活動を始めました。
しかし今となっては
労働環境への改善や経済成長を成し遂げているベトナムより日本の行く末が心配になります。
明らかに日本の方が過重労働です。ストレス性も高い。
もちろん日本でも高収入を得る方法いくらでもありますが、従来型の労働方法では不可能と言えるでしょう。
安さを求めて東南アジアに旅行に行く時代は終わりました。
今は彼らが安さを求めて日本に来ます。
私たちはその安さに応えるべく、低賃金でストレスを抱えて労働するしかないのではないかと不安になります。
これまで私たちは安さを求めて海外からの輸入に頼ってきました。
衣料品に関しても90%以上が輸入品で成り立っています。
安く仕入れて安く売る。
このロジックを成り立たせるためには常に後進国をさまよわなくてはなりません。
経済成長した国に見切りをつけ、新たな後進国に生産拠点を移す。
それだけではありません。
その商品を日本で販売する人の賃金は上がる事なく、人材も削られていく為、
更なる労働負荷が掛っています。
現状の労力よりも過重が掛る上に賃金は上がらない。
疲弊していきますよね
また安さを求めると言う事は一見、買う側にとっては得をしたように思うかも知れませんが、そうとも言えない事実があります。
添加物が多く含まれた食品、科学薬品や農薬を多く使用した衣料品
そして繋がる環境汚染や生息域の破壊
別ブログでも日本の価格価値に触れています。
日本を貧困化に追い込む価格価値観
私たち消費者一人一人ができる事
あなたの消費は私の賃金
私の消費はあなたの賃金
当たり前の事ですが、安い物は製造から販売まで安い賃金で成り立っています。
安いものは多く売る必要があります。
多く売る必要があるから多くつくる必要があります。
多くの物を扱うと言う事は多くの人材を低賃金で雇う必要があります。
この構造では絶対に賃金がありません。
必要なモノをより高く買い、より長く使う
この循環は必ず自分に戻ってきます。
これを繰り返せば、必ず高収益に変わり、過重労働をする必要が無くなります。
そうすれば必要以上にモノを生産し、無駄に廃棄する事も軽減させる事ができるはずです。
後進国で安く生産したモノをそのまま薄利で安く売る行為は後進国の物価指数に近ずけて行くだけの事です。
商品原価は安いかも知れませんが、日本で日本人が販売しているのですから…
市場価値にあった販売価格の設定が必要です。
それを下回る事は即ち、賃金を下げる事に直結します。
自分が住んでた国が成長する事はとても嬉しい事です。
日本も負けずに頑張りましょう。
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