海洋汚染や水不足にも繋がる衣料品大量廃棄
2020/05/28
海洋汚染や水不足にも繋がる
衣料品大量廃棄
海洋汚染と言うとストロー、ショッピングバックやペットボトルなどプラゴミが原因だといのが、頭に思い浮かぶと思います。
もちろんこれらも大きな要因ですので、削減に努めなくてはならない現代社会の問題点ではあります。
しかし私たちが改めて認識をしないといけないのは、私たちの生活に切り離す事の出来ない衣料品による影響です。
そもそも衣料品の製造には大量の水を使用します。
繊維の処理や染色等だけでも年間約80兆リットルもの水を使用し、その他にも綿花の栽培にはTシャツ1枚あたり2,700リットルの水を使用すると言われています。
2,700リットルと言うと毎日2㍑飲み続けても、3年半かかる量がたった1枚のTシャツをつくる為に必要と言う事です。
もちろん水以外にも電力、ガス、石油などのエネルギー資源も大量に使用します。
現在、日本では全体の60%以上がポリエステルなど石油由来の合繊繊維が使用されていると言われています。
限りある地下資源を大量に使用しているにも関わらず、日本だけでも年間10億着以上の衣料品が未使用のまま廃棄されていると言う現実
10億着の衣料の内、60%は石油由来の合繊繊維
つまり地球環境や海洋汚染により影響のある合繊繊維が6億着も廃棄されている事になります。
現在、
繊維産業は海洋マイクロプラスチック汚染への影響の35%を占めていると言われています。
日常生活の中で、衣料品と海洋汚染への影響はリンクしずらいかと思いますが、
大きな影響がある事がお分かり頂けたと思います。
2000年以降、低価格・大量生産にシフトした産業そのものに大きな原因があるのは間違いないですが、私たち消費者としても知らず知らずの内に地球環境や海洋汚染悪化に加担してきたことも事実です。
私たちは常に問題の生み出す原因でもあれば、解決する要因でもある。
2000年以降、私たちの衣料品消費のあり方は大きく変わりました。
・以前に比べ、価格が安くなった
・以前に比べ、多く所有するようになった
・以前に比べ、短期間で手放すようになった
これらの価値観、ライフスタイルが地球環境・海洋汚染への影響があるのならば、
消費のあり方から見直すべきではないでしょうか?
また低価格は一見、得をした気になりますが、生産者への労働負荷が掛るだけではなく、めぐり巡って、必ず自分の所得の減少につけが回ってきます。
できるだけ、高い商品を!
できるだけ、少ない量で!
できるだけ、長い期間!
ほんの少しの努力をできるだけ多くの人が取り組めは世界は変わります。
ショッピングバック→エコバック
ペットボトル→マイボトル
ストロー→不要・竹/藁などの代替え品
などの取り組みと合わせて、衣料品への取り組みにもチャレンジしませんか?
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