SDGsの視点を取り入れたアップサイクル事業活動の基本理念
2020/09/16
SDGsの視点を取り入れたアップサイクル事業活動の基本理念
私たちはWAcKAでは事業活動を開始した2017年1月よりSDGsの視点を取り入れた事業活動と日常生活を行っています。
解釈の違いや規模の大小などご指摘を受けることもありますが、私たちなりに考え、実行している基本理念について、今回のBlogでは触れたいと思います。
これから事業や個人の活動などにSDGsの視点を取り入れられる方に少しでも参考になればと思います。
また私たちWAcKAの活動基盤となる思いをより多くの方に共有できればと思います。
私たちがSDGsを捉える上で大切にしている2つのポイント
まず1点目のポイントは現在・未来と時空を超えた縦軸での視点です。
私たちは今を生きています。
しかしそれと並行して未来を創造する必要があります。
今現在の豊かさを求めるあまり、未来の誰かに負担を掛ける事にならないのか?
そもそも今を生きる私たちそのものが、現状のままの生活をしたままで、将来、私たち自身が苦しむ事にならないのか?
今、現在の私とそれを取り巻く世界の現実
そしてその未来の私とそれを取り巻く世界がどうなっているのか? これを想像する事はとても大切です。
未来を想像し、その未来像に少しでも悪いイメージを抱くなら、今からそれを是正する必要があります。
2つ目として、今、現在を生きる自分とその関係性についての横軸での視点です。
例え、自分自身が、豊かであってもその一方で苦しむ人がいる世界はほんとに豊な世界と言えるでしょうか?
「No one will be left behind」
誰一人取り残さない世の中を実現する事が、SDGsのゴールです。
誰一人=すべての人ですが、私はそれぞれ各自がすべての人の定義が異なっても良いと思っています。
もちろんグローバルな視点に立って、世界規模で考えられるのが、ベストですが、まずは自分以外の誰かの視点に立って考えればよいのではないでしょうか?
一つのきっかけとして、
毎日、日常生活で消費するもの(食べ物を含めて)つまり私たちの生活を支えてくれるアイテムの生産者さんを思い浮かべると想像力が沸き立ちます。
例えば、今、お野菜がとても高騰しています。
日常生活を送るだけでも大変な酷暑、いつ降るかわからないゲリラ豪雨
そんな中で私たちの生活を支える野菜を提供して下さいます。
こんな悪環境の中で作られたものが、あまりにも低価格で提供され、不要なら食べずに捨てる。
果たしてこれが、同世代に同じ地球に生きるものとして公平さが保たれているのか?
このような視点に立って消費する事はとても大切な事だと思います。
固定概念を捨てる
私たちが大切にしている考えの一つが固定概念を捨てる事です。
当たり前や常識を一旦、疑い、本当に正しい方法なのか?を問いただす作業が必要な時期に来ています。
固定概念を捨てた時、
どうやらこれまでの既存のシステムでは2つの観点で公正さに欠けていたという事実があり、持続可能な要素の必要性が現れました。
SDGsでは17個のゴールを表すカラフルなアイコンに目が行きがちですが、その基盤となるのが2030アジェンダです。
2030アジェンダ 全文
冒頭にあるTransforming Our World と言うのがとても重要な要素です。
現状の世界では持続可能性ではない為、関係性とシステムにおいて改善ではなく、変革が求められてい。
それを実現する為には、本来のあるべき姿からの逆算して、生活や経済活動を行う必要があるというのが、簡易的な解釈です。
これらを実現するために17ゴールと169ターゲットが細かく設定されているのです。
WAcKAが行う事業活用の基盤
私たちはこれまで記載した解釈に基づき、アップサイクルを事業活動の基盤にしています。
アップサイクルとは→【アップサイクル】その意味とは? 日本で見つかるアップサイクルなアイテム
本来、アップサイクルとはモノに対する言葉ですが、
私たちWAcKAではモノだけに関わらず、ヒト・コト、そしてバもアップサイクルの対象と見ています。
モノのアップサイクルは新しい魂を吹き込むことで、新たな活用用途も生み出し、資源として使用することで、ゴミを減らすだけではなく、新しい資源の使用も軽減できます。
ヒト・コト・バも同じ、新しい魂を吹き込み、適材適所に活躍の場を設定すれば輝く事が出来ます。
私たちはただの物売りではなく、共感の輪を繋ぐツールとして、商品を生産し、販売しています。
私たちは生産・販売を通し、捨てられる運命にあるものをアップサイクルし、その生産において福祉施設で働く方々の雇用を促進し、商品をお買い上げ頂いた方々と共に環境貢献に取り組みます。
①~②のプロセスでは
廃棄される運命にあったTシャツの廃棄量を削減するだけではなく、Tシャツから手芸糸にアップサイクルする工程で、福祉作業所で働く方々の雇用促進と生活困窮の方々への就労移行を担います。
②~③のプロセスでは
編み物が得意なシニア・シルバー世代の方々の活躍の場の場、創出と幅広い世代の方々のコミュニケーションの場を創出します。
モノ作りを通して、モノの本当の価値を理解し、できるだけ長くモノを使用する習慣を身に着けることで、大量消費・大量廃棄時代からの脱却を図ります。
私たちが行う活動は決して大きなインパクトがあるわけではありません。
小さくとも多くの人が意識的に能動的に何かを踏み出すきっかけ作りです。
小さくとも多くの一歩、それが世の中を変える一歩になることだと信じています。
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