素材の特性を知る

ワークショップでは、Tシャツ素材をカットする事から始めて貰うんだけど...

同じ長さに切ってね！

めちゃ簡単そうな事だけど、切った本人も驚くぐらい長さがバラバラ

Tシャツやセーター
みんな着てるからわかると思うけど、伸縮性があるのが特徴の素材

伸びたり、縮んだりするから、着やすく、動きやすい

そう！
だから少しでも伸ばして切ってしまうと後で縮んで、短くなってしまう。

実は、日本で販売されるTシャツやセーターの不良品と呼ばれる物の中には、長さが違う、大きさが違うというものが多い

その規格は、殆どの場合、±1cm

それを超える場合は、不良品に分類されるわけです。

たった数本カットするだけでも、同じ長さにカットするのが難しい

だから何百枚も同じ長さにカットするのも相当難しいことなんです。

そんな体験をする事でこれまで、長さが違う。大きさが違うと言って、品質が悪いたと思っていた事も、少しはおおらかになるのではないでしょうか？

素材の特性を知ることで、商品に対する捉え方が変わり、過剰品質が減れば、不良率も減る

そしたら廃棄をしたり、安売りしたりする必要もなくなる。

アップサイクルの役割はそう言うことを知って貰う為のツールでもある。

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