オーガニックコットンの矛盾
2024/09/18
オーガニックコットンの矛盾
エシカルやフェアートレードの認知度の上昇と比例して、オーガニックコットンの人気も高まっている
ところがその人気の背景で、根本的な矛盾が発生しています
オーガニックコットンは、化学薬品を使用せず、水の使用量も少ないことから、働く人の健康面の配慮だけではなく、土壌への配慮、大気への配慮、水質汚染への配慮など人と地球への配慮がなされています。
その利点への弊害として、コットンに含まれる不純物や異物を完全に取り除くことはできない。
専門の用語で、これをcontamination(コンタミネーション)と呼ぶ
そのコンタミネーションは、製品にした時に、ポツポツと小さな点として現れる
これを海外では、「太陽の恵み」や「自然の恵み」として、ポジティブに捉えている。
ところが日本ではこれを不良品と呼ぶ
綿から糸にする工程では、このコンタミを使用できない為、30-40%は、不良品として廃棄している
商品になった物も同じく不良品として廃棄している
これは素材そのものの本質を理解していないからこそ起こる矛盾
人や地球に配慮した素材を使っている一方で、大量の廃棄を生み出している
違和感を感じませんか?
どうかこの真実を知って頂き、オーガニックコットンの利点として、ポジティブに受け止めて欲しいです。
もし購入された商品に、ポツポツとした点があったならば、それは「太陽の恵み」だと捉えて貰えると嬉しいです。
捉え方が変わると世界が変わる
捉え方が変わると廃棄も減る
〜@wacka_upcycle〜
バングラデシュやベトナムでの体験や
繊維産業や社会福祉と関わりながら、感じた事を発信しています。
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#アップサイクル