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「社会主義と資本主義で生まれる違い?:日本とベトナムの価値観」

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「社会主義と資本主義で生まれる違い?~日本とベトナムの価値観」~

「社会主義と資本主義で生まれる違い?~日本とベトナムの価値観」~

2025/01/15

「社会主義と資本主義で生まれる違い?』
  ~日本とベトナムの価値観」~

 



ベトナムに住む前、社会主義・共産主義の国だから、住みずらいんだろうなーという
偏見を持っていました。

 

言論や表現の自由なども制限されていたり、情報統制なんかもされているのか?と言った印象だったんですが...


実際にベトナムに住んで見て、日本の方がむしろ同調圧力という目に見合ない、法律にもない自由を奪うものが存在し、正しい情報を聞けていると信じ込んでいたけど、実は何者かの都合の良い情報だけを見聞きしていたのだと気づきました。

 

 

 ベトナム人の方と外国人である私が感じる印象も違うかもしれませんが、
外国人の私からすると自由だと感じる側面がたくさんありました。



1. ベトナムの資本主義的側面
• 活発な市場経済: ベトナムは「ドイモイ政策」(経済改革政策)の結果、国有企業を減らし市場経済を強化しました。
特に都市部では、小規模ビジネスや個人商店がいたるところにあり、競争が激しく感じられるかもしれません。
• 柔軟な働き方: ベトナムでは、多くの人々がフリーランスや自営業で生計を立てており、自己責任で稼ぐ姿勢が目立つことがあります。
こうした状況は典型的な資本主義的特徴と言えます。
• 急速な経済成長: 外資系企業の進出や起業のブームにより、富裕層の増加や経済格差が明確になっている点が「資本主義的」と感じられる背景かもしれません。


 日本も高度成長期には個人商店が多く、それこそ商店街は活気に溢れていた記憶が...   
     
 その頃の日本と今のベトナムは同じなのかもしれませんね!



2. 日本の共産主義的に感じられる側面
• 集団主義の文化: 日本では個人よりも集団や組織の調和が重視される傾向があります。
この「全体の利益を優先する」姿勢は、共産主義の理念に通じる側面があるように思います。ただ一見『全体の利益を優先』するように見せて、格差が生まれているのが
一層、たちが悪い気がします。
• 雇用慣行の安定性: 長らく終身雇用制度や年功序列が一般的であり、会社が従業員を「守る」仕組みが整っていました。
この安定感は「平等」や「福祉国家」的要素を感じさせます。
ただこれも『会社が従業員を守る』が崩壊しつつあるのも問題です。
• 強い規制と官僚主義: 日本は市場経済の中でも政府や行政の規制が非常に強く、自由競争が抑制されている部分があります。特定の業界では新規参入が難しく、閉鎖的な印象を受けることもあります。
• 再分配政策と社会福祉: 高い税率や、医療・年金などの社会保障制度が整備されており、所得の再分配が行われています。この点は共産主義的な理念に近いとも言えます。
ただこれもすべての人が『健康で文化的な最低限度の生活』を保障するように再分配されているか?疑問です。

3. 心理的・文化的な違い
ベトナムのエネルギッシュな社会: ベトナムでは個人の挑戦や競争心が前面に出る一方で、日本は慎重さや安定を重視する社会的雰囲気があります。
そのため、活気や自由さのあるベトナムが「資本主義的」、一方で調和や安定を重視する日本が「共産主義的」に映ったのかもしれません。

 

貯金・借金・投資に対する考え方の違い

 

これはバングラデシュでも同じことを言われたんですが、『なぜ資本主義社会なのに、貯金ばっかりして、借金をしてでも投資をしないの...』と

 

 

個人的な印象ですが

貯金: 日本人は「将来の不安に備えるため」
   ベトナム人は「近い目標のため」に貯金する傾向があります。

借金: 日本人は慎重で消極的
    ベトナム人は積極的で寛容です。

投資: 日本人はリスクを避け、堅実な投資を好む
        ベトナム人はリスクを取りながら積極的に資産を増やそうとします。

 自己投資という意味でも、積極的に行っている印象

 

 

日本人は借金は「恥ずかしいもの」「家計管理ができていない証拠」といった文化的な偏見があり、老後不安もある為、貯蓄する人が多いのではないでしょうか?
キャッシュレス化が進む中でも、現金払いを好む人が多いのは「借金をしない」という文化が影響しているのかしれませんね!

 

ベトナムでは借金に対して比較的寛容なように思います。
経済成長と共に、借金が「将来の投資」として肯定的に捉えられるようになっているように思います。

 

また投資に関しては、慎重で、貯蓄の方が優先される傾向があります。
 

  • 「投資=リスク」という認識が強く、リスクを嫌う傾向があります。

    日本では博打のように捉われ、そんなことしている暇があるのなら、まともに働きなさいと言われますよね!
  •  
  •  

一方ベトナムでは、投資に積極的な傾向があり、リスクを取ることにも比較的寛容です。
経済成長が続く中で、投資を通じて資産を増やそうとする意識が高まっています。


 

日本

高齢化社会の進展や安定志向が強く、「安全第一」の文化が貯金や借金、投資に対する慎重な姿勢を支えています。

終身雇用制度や年金制度への信頼があったため、「貯金さえしていれば安心」という考えが根付いています(ただし近年は変化も見られます)。

ベトナム

経済成長率が高く、国全体が発展過程にあるため、「未来に向けて資産を増やす」という考え方が強いです。

若い世代が多く、リスクを取ってチャレンジすることを厭わない雰囲気があります。

政府が銀行ローンや金融商品の普及を促進しており、これが借金や投資に対する姿勢を変えつつあります。

 

 

  日本人の慎重さということで言うともう1エピソード

 

英語について
私もバングラやベトナムに駐在する前は、英語が完璧じゃないから、話すのが恥ずかしいと思っていました。

 

でも実際、ベトナムでもバングラでも文法も発音もなんかちょっと違うけど、みんなしゃべってるんですよ!

 

『あーこんなんでいいんやー』って正直思いました。

 

そこから『完璧じゃなくてもいいやー』と思うと気持ちが楽になり、積極的にしゃべるようになりました。

 

 でも日本人だけだとなんか?恥ずかしくてしゃべれなくなる...

ということで、
人の目を気にする。という主義主張とは全く関係のない生活習慣が、日本人を消極的にし、ストレス社会を育んでいるんだなぁーと言うのが結論です。



今回はベトナムはいいでしょ!ということを伝えたいのではなく、いろんな国のいろんな人の考えを知る事で、固定概念が少しでも緩やかになると良いかなーと思います。

 まー結局は、個なので、日本人とベトナム人という大きな括りで定義するのは、最後までお読み頂いておいてなんですが、このブログはとてもナンセンスだなぁーと思います。

 


 

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