【講演会】城西国際大学にて『アップサイクル講演会』を開催されました。

【講演会】城西国際大学にて『アップサイクル講演会』が開催されました。

 

 

 

2025年1月25日土曜日
東金市　城西国際大学　水田記念ホールで行われた

『SDGｓ和装ショー』にて講演会を行いました。

 

 

講演テーマは

後進国で安さを追求してきた元企業戦士が語る『安さの裏側に隠された真実』

 

 

 

45分ほどの講演でしたが、お子さまから様々な世代の方にお話を聞いて頂きました。
講演後もたくさんお声がけ頂き、質問や労いのお言葉を頂きました。

 

 

今回はこんなお話を主にしました。

 

バングラデシュで体験した2つのターニングポイント

・ラナプラザ事件

　ラナプラザ事件は、2013年4月24日にバングラデシュの首都ダッカ近郊で発生した建物崩壊事件です。
衣料品工場や店舗が入居する8階建てのビル「ラナプラザ」が崩壊し、1,100人以上が死亡、2,500人以上が負傷しました。建物は違法な増築や安全基準の無視が原因で崩壊したとされ、事件はファストファッション産業の労働環境や安全対策の不備に対する世界的な批判を招きました。
この事件をきっかけに、労働者の権利や安全向上を目指す取り組みが広がりました。

 

・ダッカテロ事件
ダッカテロ事件は、2016年7月1日、バングラデシュ・ダッカの高級レストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」で発生したテロ事件です。

 

 

それぞれで感じたこと
・ラナプラザ事件→遠くの誰かを傷つけいた
・ダッカテロ事件→正義とは何か？真実とは何か？

 

 

これらの事件が、私を現在の活動に向かわせました。

 

 

そして今回もっとも伝えたかった『疑う』ということ

 

前提

常識

情報

影響

正義

教育

などなど

 

これまで信じてきたすべてのことを鵜呑みにせず、一度、疑う

 

それはアップサイクルに通じる大切な哲学

 

 

疑うという少し聞こえの悪いことを実践する事のメリット

 

・新たな解決策の発見
固定観念にとらわれず、既存の枠組みを超えた斬新なアイデアを生み出せる。

・問題の本質を見極める
表面的な課題にとらわれず、根本的な原因や真の課題を見つけやすくなる。

・柔軟性の向上
状況や視点を変えることで、変化に対応する柔軟な思考を養える。

・チームの創造性向上
異なる視点を歓迎する文化を醸成し、グループ全体の創造性が向上する。

・イノベーションの促進
既存の制約を乗り越え、新しい製品やサービスを生み出すきっかけになる。

・誤った前提の排除
根拠のない前提を見直し、誤った方向への努力を防ぐことができる。

・競争優位性の確立
他者が気づかない視点から解決策を見つけ、ビジネスや個人の優位性を得られる。

 

 

新しい発想は、疑った一歩先にあるのかもしれません。

 

 

環境について
『最小ミニマムの取り巻く環境の充実を図る』

 

つまり

現状の日本の環境問題の在り方は地球環境・自然環境と言う一番遠い環境問題に目を向かせ、
家庭環境/教育環境/労働環境/生活環境などより身近な環境から目を背ける為の施策でしかない

 

所詮、私たちが取り組める範囲は、自分を含め、数人の範囲の環境
でもその輪を繋げれば、いずれ地球環境・自然環境に行き着く

 

大切な事は

それぞれに最適な環境は異なり、その環境はお互いに影響をし合う

誰かの最適な環境を奪う事が、人間間では争いの原因となり、 他の生物間では自然の摂理を崩壊させてしまう原因になる。

 

 

 

そして最後には、様々な社会問題を生む、人間の根本的な欲求についてのお話

 

一人の人間は、消費者であり、商品やサービスを提供する生産者

 

消費者の立場・・・安く欲しい
生産者の立場・・・高く売りたい

 

一人の人間が、全く異なる欲求を立場が変われば、願いが変わる。

その願いのギャップが増えれば増える程、社会に歪が生じる。

 

私の消費は、あなたの収入
あなたの消費は、私の収入

 

お互いに因果関係があります。

 

適正な価格を下回った欲求が増すと巡り巡って、収入も適正な価格を下回ります。

 

 

消費の在り方が社会を変える鍵と言っても過言じゃないですよね！

 

 

今回は素敵な講演機会を頂き有難うございました。

 

 

 

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～@wacka_upcycle～
WAcKAでは、バングラデシュやベトナムでの駐在体験や繊維産業や社会福祉と関わりながら、感じたことを発信しています。

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