サステナブルと言う鎧を被ったファッション業界の労働搾取の実態

 

 
2013年4月24日 バングラデシュ ダッカで起きた悲劇から7年

1000人以上の死傷者が発生したラナプラザ事件

 

 1年前の同じ日にこの事件をテーマにしたBlogを書きました。

 

       安さの代償

 

私はこの事件が発生する1年ほど前からバングラデシュに行き来し始め、2016年8月末まで滞在していました。

事故のBefore/afterを現地で過ごし、画期的な改善と成長を遂げる過程を体験,志半ばで現地を去りました。

 

欧米諸国のサスティナビリティ―の追求と言う旗振りの元、労働環境や自然環境への配慮がなされ、大きく改善しました。

 

しかし今、
コロナと言うウィルスの前にサスティナビリティ―と言う概念は崩壊しつつあります。

 

新型コロナウィルスの長引く自粛の影響により、衣料品各社は苦境に立たされています。
日本だけではなく、世界中が同じ状況下に置かれています。

 

この状況は不可抗力です。
自ら招いた苦境でもなければ、自らの力だけで乗り切れる問題ではありません。

 

そんな中
先進国の我々がやろうとしている事はコロナウィルスによる販売不振のしわ寄せを後進国である生産現場へとリスクヘッジしようとしていると言う事実です。

 

新型コロナウイルスの影響による休業措置が長引くにつれ、欧米のアパレルブランドや小売店は生産業者への発注を停止したり、発注分をキャンセルしたりせざるを得なくなっている。その結果、主にアジアの縫製工場などがしわ寄せを受けており、賃金の未払いや労働者の不当な解雇が相次いでいる。
 引用元:WWD JAPAN

 

私が現地にいた当時は実は頻繁に発注がキャンセルされたり、未引き取りが発生したりしていました。
給料の未払いやそれによる労働争議も頻繁に起こっていました。

 

キャンセル品を専門に扱う会社もあり、ローカルマーケットで販売されたり、他国に輸出されていました。

 

今でも現地の友人から「キャンセル品があるけど、どこか?転売先はないか?」と頻繁に連絡が来ます。

 

もしそうしなければ損失が発生し、商品は廃棄されるしかありません。

結局は何かしらの理由を付け、発注したにも関わらず、販売状況に応じてキャンセル可能な公正ではない取引が当たり前のように行われていると言うのが実態です。

 

そして私たちは何も知らず、これらの衣料品を安いと手に取り喜んでいる。
そして短期間で手放すと言う事を繰り返す。

 

何も知らない事を良い事に私たちは労働搾取の加担者となっています。

 

 

縫製現場だけではなく、素材そのものにも労働搾取が行われています。

 

 

中国政府による弾圧が国際社会から批判されているウイグル問題が、日本企業にも飛び火した。欧米のメディアやシンクタンクが、新疆(しんきょう)ウイグル自治区の工場における強制労働の実態を指摘するなか、「新疆綿」を使った製品を販売する企業として、ユニクロや無印良品などを名指ししている。引用元:ITメディアビジネス

 

 衣料品の主原料である綿には様々な労働搾取問題や環境不可に纏わる話題が付きまとう

 詳しくはこちら→Tシャツヤーン 主原料であるコットンのお話

 

私たち消費者はどこで栽培された綿花を使用し、生産された衣料品なのか?知る術がない。

私が過去に多くの企業の生産をOEMと言う立場で生産してきましたが、原綿のトレーサビリティーに関して問われた事はありません。

安く供給さえできれば、どこで?だれが?どのように?作ろうが関係なかった。

 

トレーサビリティー・・・生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態

 

もちろんどんな薬品を使用し、どんな工程で作られているか?を知らずに消費しています。

 

これらの責任は生産者や販売する側による責任が大きい

 

しかし
そもそも私たちは消費する際、それらの事に関心をよせていないと言うのも事実

 

どこで?だれが?どのように?作られていようが、

価格が安く、デザインやスタイルが気に入ればそれでいいと言うのが実態ではないでしょうか?

 

衣だけではなく、食においても私たちがアフターコロナを迎えた時、

どこで?だれが?どのように?」と考え、消費選択する必要があります。

 

価格・デザインと言う外見的な要素だけではなく、内面にも意識を向けたい。

そして大切に長く使用できるものを消費選択したい。

 

 

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