衣料品や日用品が及ぼす海洋汚染問題
2023/08/15
衣料品や日用品が及ぼす海洋汚染問題
衣料品や日用品が引き起こす海洋汚染問題は、私たちの環境と生態系に対する深刻な影響をもたらしています。
1. マイクロプラスチックの生成と流出
衣料品や日用品には、化学繊維やプラスチックが多く使用されています。
これらの製品は使用や洗濯によって少しずつ崩れ、微小なプラスチックの粒子であるマイクロプラスチックが発生します。
これらのマイクロプラスチックは洗濯水とともに排出され、水道や河川を経て海に流れ込みます。
2. 海洋生態系への影響
マイクロプラスチックは海洋生態系に広範囲な影響を及ぼします。
海洋の生物は、これらの微小な粒子を飲み込む可能性があります。
特に、浮遊性の生物や植物プランクトンがマイクロプラスチックを食べてしまうことで、食物連鎖が影響を受け、生態系のバランスが崩れる可能性があります。
3. 生態系の連鎖的影響
マイクロプラスチックを摂取した生物が餌として食べられることで、その影響は生態系内で連鎖的に広がります。
例えば、小さな魚がマイクロプラスチックを摂取し、それを餌とする魚が大きな魚に摂取されると、最終的に人間がこれらの魚を摂取することで、プラスチックが人間の食物連鎖にも入り込む可能性があります。
人間は、1週間にクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを食べているとも言われています。
4. 環境への悪影響
マイクロプラスチックは分解が非常に遅く、数十年から数百年以上も海洋環境に残り続けるため、長期的な環境汚染の源となります。
また、プラスチックは環境中で化学物質を吸収する特性があり、これが生物に悪影響を及ぼす可能性も考えられています。
この問題に対処するためには、個人としての意識改革が不可欠です。
プラスチックを節約し、リサイクルを推進することは大切ですが、特に衣料品や日用品に関しては、素材の選択が重要です。
先日、2か月間にわたり、天然繊維(綿)の化学繊維(ポリエステル)のTシャツを土に埋め、分解の速度を観察しました。
天然素材(綿)の方は、1か月で約半分くらい分解されていました。
→その時の様子はこちら
WAcKAでは、環境学習の一環として、実際に目で見て体感してもらうことを大切に思い、このような取り組みをしています。
天然繊維の使用や、環境に配慮した製品を選ぶことで、マイクロプラスチックの流出を減少させる一環となります。
この問題は地球全体の共通の課題であり、個人から政府や産業界まで幅広い関係者の協力が必要です。
私たちの行動が未来の海洋環境や生態系にどのような影響を与えるかを考える上で、この問題への理解と対策が不可欠です。
使用量を控える。短期間で捨てない。など日常的に取り組めることは数多くありますが...
WAcKAでは、日常の中に楽しみながらマイクロプラスチック問題に取り組めるアイテムをオンラインストアーで販売しています。
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気温の上昇や水害の発生など、日常での異常を、単に自然の驚異や猛威で終わらせるのではなく、私たち人間の行動を見直す時期に来たのではないでしょうか?
温暖化とマイクロプラスチックの因果関係は、直接的なものではありませんが、それぞれが地球環境に影響を与える要因として相互に影響しあう可能性があります。
温暖化は、地球の気温が長期的に上昇する現象を指します。
主な原因は温室効果ガスの排出増加で、主に人間の活動によるものです。
これによって氷河の融解や海水温の上昇などが引き起こされ、海面上昇や気象変動といった様々な影響をもたらします。
マイクロプラスチックは、小さなプラスチックの粒子で、主に洗濯や風化などによって環境中に放出されます。
海洋中に流れ込むことで海洋生態系への影響を及ぼし、生態系や人間に悪影響をもたらす可能性があります。
温暖化とマイクロプラスチックの因果関係は直接的なものではありませんが、温暖化により気温が上昇すると、プラスチックの分解が速まる可能性があります。
これにより、プラスチックがより早くマイクロプラスチックに分解され、環境中に放出される量が増加する可能性が考えられます。
海洋中のマイクロプラスチックは、太陽光を吸収して温暖化を促進する可能性があります。また、マイクロプラスチックは化学物質を吸着する特性があり、それが海洋生態系や食物連鎖を通じて温暖化の要因となる可能性があります。
マイクロプラスチックの増加によって海洋生態系への影響が拡大すると、生態系の変化が温暖化への影響を強化する可能性が考えられます。
逆に、温暖化が生態系の健全さに影響を及ぼし、それがマイクロプラスチックの分解速度などに影響を与える可能性もあります。
総合的に言えば、温暖化とマイクロプラスチックは複雑な関係性を持ち、お互いに影響を与え合う可能性があることが示唆されています。
したがって、環境問題への取り組みでは、これらの要因の相互作用を理解し、総合的なアプローチが求められます。
気温の上昇や水害の発生など発生したからの対策ではなく、発生する前から発生を抑える対策を取るのが、本当の防災だと思います。
私たちにできることを少しずつでも日常生活に取り入れてみませんか?
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