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Tシャツヤーン 素材による向き不向き

Tシャツヤーン 素材による向き不向き

2019/04/25

Tシャツヤーン 素材による向き不向き

 

 

Tシャツヤーンにはコットン以外にも様々な素材が使用されていますが、その素材により向き不向きの適性があります。

 

WAcKAでは基本的にコットン100%の素材を使用しています。

 

生地工程での端材をアップサイクルしているiTToのみ、PU混素材を使用している場合があります。

 *PU混とは・・・コットンに少量のPU(ポリウレタン)を混ぜる事でストレッチ性のある素材を実現する。

 

 

 

コットン100%にこだわる理由

 

 

まずコットン以外のTシャツヤーン素材についてご説明致します。

コットン以外ではポリエステル、アクリルと言った合成繊維を使用されています。

合成繊維は主に石油を原料にしています。

 

その為、特に冬場は静電気を発生させる事が多く、編みずらく、摩擦などの影響で毛玉ができやすい。

 

そう言った観点から編み物にもバックやポーチなどの製作にも不向きな素材だと考えています。

 

バックやポーチを製作した場合、
斜行や歪みの発生率が高く、また素材として一定の堅さがない為、膨らみのないペタっとした仕上がりになります。

 

持ち手などの部分使いはどうでしょうか?

 

良く配色などで持ち手部分のみ柄がプリントされたポリエステル素材を使用される事が多いですが、持ち手部分は一番手に触れ摩擦が生じやすいので、静電気が発生しやすく、毛玉になりやすいので、デザイン上はステキですが、使用上はあまりお勧めできません。

 

合成繊維の場合、
持ちモノではなく、置きモノ
スクエアーな形状よりサークルな形状が向くと思います。

iTTo

 

 

 

例えばこう言うラグなどの製作には向く素材だと思います。
合成繊維はお値段も安いので製作する際に糸量を必要とする商品の場合にも適していると思います。

 

バックやポーチの製作用途が多いTシャツヤーンに
コットン100%の素材が適性だと思う理由は上記の通りです。

 

もちろん
編み技術や編み柄で
形状の安定や斜行をカバーできる部分もあるかとは思います。

 

 

 

環境的観点からも

 

 

過去のブログでも何度か?お話致しましたが、
繊維産業は2番目に環境に負荷を与える産業です。

そして1番目は石油産業です。

 

冒頭でご説明した通り、ポリエステルやアクリルは合繊繊維、つまり石油です。

 

昨今、ストローやショッピング袋が海洋汚染に影響していると報道されていますが、この海洋汚染の20%を占めるのが繊維産業です。

 

合繊繊維はストローやショッピング袋同様にマイクロプラスチックを発生させます。
繊維から発生するマイクロプラスチックは微粒子として大気の流れと共に空中を浮遊し、大気汚染の原因にもなっていると言われています。

衣類洗濯によるマイクロプラスチック流出量が恐ろしい事に!

 

最近では低価格を実現する為、衣料品にもアクリルやポリエステル素材が使われる事が多くなり、日本では天然素材を上回る勢いで使用されています。 *現時点では60%以上が石油由来の合成繊維が衣料品に使用されています。

 

 

洗濯する度にマイクロプラスチックが発生すると言われていましたが、最近では着用するだけでも発生すると言う報告もあります。
当然、合繊繊維から作られたTシャツヤーンで編んだ作品からも発生する事になります。

 

 

ポリエステルの服は洗濯だけではなく、着ているだけでも、マイクロプラスチックを放出している?

 

肌や健康面を考慮する場合、特に肌着として直接肌に触れる衣料品は天然繊維の使用をお勧めします。

 

全く同じ見た目でもコットンとポリ、アクリルなどは機能そのものが違う為、Tシャツヤーンとして使用する場合の適性も違いますし、
環境に及ぼす影響も異なります。

 

私たちWAcKAとしてはこれらの事を正確にお伝えする事が作る責任だと考えています。

 

 

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